コース紹介

通信講座 校正コース

  1. 通信講座 校正コース
  2. 学費
  3. カリキュラム
  4. 受講生・修了生の声
各 月 概 要
第1月 校正とはどんな仕事なのか,校正の目的や作業手順を学ぶことから学習は始まります.「学習の手引」で学習範囲・要点,実習の進め方などを確認し,「学習課題」を仕上げることで月々の学習ポイントをおさえていきます.実務の基本となる校正記号の使い方を学び,正しく校正刷に記入する練習を行います.また,1字1字の原稿引合せの実習を行います.
第2月 校正の仕事の前後に行われる編集・製作・組版・印刷など,校正業務に欠かせない知識を学びます.実習では印刷文字スケールの使い方を習得して,文字の大きさや組方の点検を行います.
第3月 縦組の本における校正の方法と誤植になりやすい例などの注意点を学びます.実習では組方指定の入った原稿を使用し,指定の見方を学び,一般書の原稿引合せを中心に1字1字の引き合わせ訓練を積み重ねていきます.
第4月 第3月につづき縦組校正の学習をします.縦組の組方ルールとルビ(振り仮名)の組方を学び,書籍の組方の決まりを理解します.実習では再校(赤字引合せ・素読み)校正を行い,初校・再校・校了とつづく校正作業の手順と注意点を学びます.
第5月 漢字の新・旧字体や仮名遣い・送り仮名・数字と外来語の表記など,用字・用語について知識を深めます.実習では漢字と仮名遣いと関連して,旧字体・旧かなの練習問題を行い,デジタルデータ原稿の校正にも取り組みます.
第6月 送り仮名や外来語・地名・数詞・ローマ字などの表記について,用字・用語の学習をつづけます.実習では縦組校正のまとめとしてページ数の多い教材に取り組み,さらにデジタルデータ入稿や,手書きの原稿,初校・再校・校了といった作業の特徴に応じた仕事の仕方を確認します.
第7月 横組校正の学習を行います.横組には記号や欧字・数式など縦組と異なる要素が入ってきますから,これらの扱いに慣れるようにします.実習では横組校正記号の入朱方法を学び,数字や欧字の入った教材に取り組みます.
第8月 理工学書の専門的な要素の入った横組の校正について学習します.実習では数式・化学式・単位記号などの入った教材に臨みます.校正のなかでも難しいもののひとつですが,校正の学習と訓練を積み重ねることで十分理解でき,対応できます.

学習の進め方

学習の手引

毎月の習得目標や学習計画,実習の要領・注意点を解説しています.
この手引に即してテキストを読み,実習をすすめることで,その月の学習を理解していくことができます.

学習の要素

学習は校正に必要な知識を,1. テキストを読んで学習し,2. 学習課題でそのまとめと確認を行います.また,3. 校正実習課題と用字・用語の練習問題で実務能力を身につけます.

課題の提出

毎月決められた課題を提出します.
学習は8カ月ですが,予定どおりに終わらない場合は学習期間を4カ月間延長することができます.

添削指導

提出された課題は,指導講師により添削・採点・講評が加えられ,返却されます.指導講師による一対一の個人指導が行われることで,進度に合わせたきめこまやかな指導が行われます.
学習の足りなかった点や理解のゆきとどかなかった点も理解でき,校正の知識と技術を着実に身につけていくことができます.

質  疑

校正の学習や実習を進めていくと,細かい点で疑問が生じたり,さらに深く知りたい事項も出てきます.こうした点については,課題の質問欄やメールなどにより随時質問することができます.

修  了

修了認定は,学習課題と校正実習課題の提出とその成績により行 われます.修了者には修了証が発行され,校正技能検定〈初級〉が認定されます.

テキスト

『新編 校正技術』①~④,『標準 校正必携 第8版』,『校正練習帳』①②

1. 校正のなかでも最も緻密さを要求される書籍校正を基本とした,最高水準の技術書です.
2. 現場の体験を理論的・体系的に集約し,実務に役立つ具体的基準が示してありますので,現場の校正業務に応えられる内容となっています.
3. 編集・製作・印刷と校正の関連を具体的に示し,校正の学習を生きたものにします.
4. 多数の図版・写真を使用し,校正記号・校正の実際例は2色刷で示しています.

教材

校正コースではさまざまな32点の校正実習課題に取り組みます.
校正実習課題はそれぞれに目的をもって作成されていますので,1つ1つの課題を着実にこなしていくことにより,校正の技術と知識を身につけていくことができます.

校正コースと校正フレックスコースの違い

学習範囲がより広く深いのが校正コース(8カ月間),軽量化したコースが校正フレックスコース(6カ月間)です.
校正コースの実習数は32,フレックスコースは16です.校正は実習をこなす数が多いほど確実に実力がつきます.校正コースでは,校正者としての対応力をつけるためにより専門的な内容まで学びます.プロの校正者や校正技能検定〈中級〉〈上級〉の合格を目指したい方には校正コースの受講をおすすめします.

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