書籍

えほんのせかい こどものせかい

松岡享子・著

ISBN4-88888-125-1 C0095

四六変型判上製224頁

定価1,430円(本体1,300円+税/送料別)

概 要

子どもに本のたのしみをと願うすべての大人の出発点となる書物.絵本はどのように子どもの成長に働きかけるか.よい絵本の条件とは? 絵本はどのように読み聞かせるか.入門期の絵本のリストを付した「絵本のマニュアル」.
(1987.9)

目 次

子どもを本の世界に招き入れるために

 どうぞ中から門をあけてやってください。
 「おはいり」と声をかけてやってください。
 子どもたちは、すぐそこまで来ているんですから。

   子どもに本を読んでやるとき、その声を通して、
   物語といっしょに、さまざまのよいものが、
   子どもの心に流れこみます。

 すなおに、飾り気なく、そして、
 できれば心をこめて読んであげてください。
 それが、いちばんいい読み方だと思います。

   物語絵本は楽しむもの…
   どうぞ、質問魔、説明魔にならないでください。

 絵本の時代は、心を育てる時代です。
 子どもが、絵本から受けるそぼくな感動を、
 うんと大事にしてやってください。

   幼児の時代は、絵でものを考える時代です。
   だから、絵本が必要になってくるのです。

 絵本は、子どもたちに知識を与え、
 子どもたちの想像力の働きを支えることによって、
 子どもたちのうちに、ものごとを絵にする力を養います。

   すぐれた絵本は、
   子どもたちの、ものを見る目を養います。

 絵本の評価は、まず虚心に
 絵を読むことからはじめましょう。

   絵本のよしあしを見きわめる目を養うために、
   “満二十五歳以上”の絵本を読みましょう。

 絵本のもっているさまざまの要素のうち、
 わたしは、わけても“あたたかみ”を大事に考えます。

   子どものなかにある、よいものに手を伸ばそうとする力と、
   よい本のなかにある、子どもに訴えかける力とを信頼しましょう。

新しい経験としてのおはなし

 子どもたちは、おはなしの中に、
 まずひとつの経験=精神の冒険を求めます。そのためには、
 ぜひとも主人公と一体化する必要があるのです。

   おはなしの文章は、子どもの心を
   主人公という乗りものに乗せて、
   遠くへ運ぶレールの役目を果たします。

 子どものためのおはなしは、
 構成についても、表現についても、
 昔話から学ぶところ大です。

   子どものためのおはなしには、
   子どもに理解でき、共感できる
   テーマと題材を選ぶべきです。

付 グループの子どもたちに絵本を読み聞かせるために

 1 読み聞かせに適した絵本の条件
 2 読み方

付 グループでの読み聞かせにおすすめしたい絵本のリスト

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