新潮社
全日制編集者養成総合科02年卒業
■現場で活きる総合的な技術
大学卒業後の2年間は大手のスーパーで店頭販売を担当していましたが,本好きな自分にとって,その生活が続くのかと思うと不安でした.
そんな時,たまたま書店で資格に関する本を読んでエディタースクールの校正技能検定の存在を知りました.校正の仕事に関心があったし,検定を主催している学校という信頼感があったので入学を決意しました.
全日制総合科では本づくりの流れを知って,さまざまな職種に通じる総合的な技術をマスターできたことが良かったと思います.校正の実務は企画・編集・製作(デザイン)・校正という,編集の流れでは最終の工程に位置しますが,前工程への仕事の知識があると校正の質を高めることにつながるし,現場で自信をもって仕事に取組むことができます.レイアウト・DTP・文章などは苦労した科目でした.
校正技能検定試験は2002年1月に四級*を受験し合格しました.
■仕事のメインは「新潮45」
新潮社は新聞公募で知り受験しました.試験は校正実技・漢字の知識・一般常識などでしたが,40人ぐらいが受けていましたね.
2002年の4月から入社し校閲部に所属しています.最初は「小説新潮」を,いまは「新潮45」がメインですが,文庫も担当しています.校閲は原稿との引合せよりも校正刷りを読む「素(す)読み」という作業が多くなっています.それに誤字や脱字の指摘はもちろんのこと,数字・年代・人名が正しいか,内容に誤りがないか,辞書や事典,インターネットを使って調べる作業は欠かせません.
表現の点検は難しいですね.例えば星座と季節が合致しない描写があったりしますから要注意です.「新潮45」は事件などの生々しいルポがあるので,のめり込まないように読み進めないとミスが生じます.
勤務時間は午後2時までに出社し,終電近くまでといったところです.常に勉強ですが,仕事としては充実した毎日を過ごしています.
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