第一部 近代の閾
第一章 ロシアとヨーロッパ 一七世紀の経済と文化
一 ロシアにおける西欧商人
二 ラテン文化の影響
第二章 近代の閾(しきい)に立つツァーリ権力 一七世紀末のロシア
一 新旧潮流の交錯
二 「二人のツァーリ」と摂政ソフィア・
三 一七世紀ロシアの宮廷と「地方」
第三章 国境警備・戦争・入植 近世ロシアの軍隊と社会
一 「騎馬で、従者を連れて、武装して」
二 銃兵隊・コサック・「新編」連隊
三 ピョートル大帝の軍制改革
四 ポスト・ピョートル時代の軍隊と社会
五 「貴族の解放」と軍隊
第二部 地方のロシア
第四章 農民自治の伝統 一七世紀北ロシアの郷について
一 郷と農民
二 郷の集会と嘆願書
三 郷の教会
第五章 ドン・コサックとその世界 失われた「地域」
一 自由なドン
二 ドンの反乱
三 静かなドン
第六章 ある強制移住 ピョートル改革期農村社会の一断面
一 強制移住
二 ランドラート調査
三 村の教会
四 逃亡農民の行方
第七章 ヤロスラーヴリとヴォローネジ 一八世紀末・一九世紀初めの地方社会
一 地方改革の概要
二 ヤロスラーヴリとヤロスラーヴリ県
三 ヴォローネジとヴォローネジ県
第三部 転換期の歴史家たち
第八章 なぜ農民の歴史を学ぶのか ヴェ・イ・セメフスキー著「女帝エカテリーナ二世治世下の農民」(第一巻、一八八一年)によせて
一 ナロードニキ歴史家の誕生
二 土地割替共同体
三 プガチョフの大反乱
第九章 ミハイル・ボゴスロフスキーと地域史の問題
一 ボゴスロフスキーのロシア近代史研究
二 「ロシアの地方史」
三 県学術古文書委員会
第十章 歴史の見直しと歴史家 最近のロシア史研究から
一 ロシア近世史研究の現在
二 歴史家ユーリー・チーホノフ
三 貴族の館(ウサージバ)の研究
四 亡命史学の再評価について
附論 阿部先生の社会史研究と一橋大学の伝統
一 まえおき
二 オステローデ、地域史の研究
三 「ヨーロッパ・原点への旅─ヨーロッパと日本」
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