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阿部謹也 最初の授業・最後の授業
分野:歴史・民俗 1

阿部謹也 最初の授業・最後の授業
附・追悼の記録

阿部謹也追悼集刊行の会編
(アベキンヤツイトウシュウカンコウノカイ)

ISBN978-4-88888-934-6 C3022
四六判上製336頁
定価2,520円(本体2,400円+税)



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 概 要

『ハーメルンの笛吹き男』などで知られ,社会史研究者として優れた業績をあげ,2006年に急逝した著者の遺稿2編と各界からの追悼文を集成した記念文集です.
遺稿は1965年,30歳の若さで受け持った授業「歴史学」の講義ノート15回分の全文と,2006年,死の数カ月前に行った東京藝術大学での特別講義「自画像の社会史」です.(2008.9)

 目 次

I 最初の授業 一九六五年・小樽商科大学

歴史学
第1回 歴史学とはどういう学問か 基礎的考察
第2回〔歴史学とは何か〕
第3回〔歴史的にものをみてゆく方法〕
第4回〔世界史像を自主形成するとは〕
第5回〔歴史主義について〕
第6回〔ヒストリスムスという方法とは〕
第7回〔様々な歴史観察の立場 時代区分とは何か〕
第8回〔中世とは〕
第9回〔古代の終末と中世の成立・終末期〕
第10回〔ヒストリスムスの歴史認識の方法論とドイツ認識〕
第11回〔ヒストリスムスのまとめとして〕
第12回〔東西ドイツで異なる「歴史像」〕
第13回〔メーリングの古代・中世・近世という時代区分〕
第14回〔西ヨーロッパとソヴィエトにおける封建制論〕
第15回〔学者間でも分かれる封建社会論〕

現代史研究と朝鮮


II 最後の授業 二〇〇六年・東京藝術大学

自画像の社会史
1 西欧の自画像の歴史
   イエス像の変遷 デューラーの自画像 レンブラントの自画像
2 フリーダ・カーロ
3 日本の自画像
   江戸以前 萬鉄五郎 中村彜 村山槐多
   日本の自画像

追悼の記録
弔辞……安丸良夫
弔辞……土肥恒之
弔辞……小島明日奈
弔辞……阪西紀子
先生の言葉……安斎雅之
最後の御講話……竹田正興

生と死の世界……赤川次郎
日本的な「世間」考察……石牟礼道子
危機意識と寂寥感を抱えて……色川大吉
専門越え人間の尊厳求める……樺山紘一
文学好きの敏腕学長……出口裕弘
「学問」とは何か教わる……日高敏隆
渾身の人……三木卓
社会史 生んだ批評精神……安丸良夫

一橋愛し、命を削った……河合真帆
日欧社会の本源求める……郷原信之
火中の栗を拾う……市畑進
碩学の伝説……浅羽通明
阿部謹也さんのもとから離れなかったもの……松家仁之

この人・この3冊……川北稔
書評 「世間」問う学問的探求心……福元満治
書評 遠い時代の生活感覚探る……竹内洋
書評 「世間」の中で「個」を生きる……樋口伸子

天声人語(朝日新聞)
天地人(東奥日報)
阿部謹也氏の最後の原稿「食卓日記」(週刊新潮)

遺書のような……阿部晨子
記憶の断片を訪ねて……阿部道生
父と音楽……阿部修人

阿部謹也先生 略年譜・主要著作


 著者紹介

阿部謹也(あべ・きんや)
1935年東京に生まれる.1963年,一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了.小樽商科大学教授,一橋大学教授,一橋大学学長,共立女子大学学長などを歴任.一橋大学名誉教授.
2006年9月4日,死去.
著書 『阿部謹也著作集』全10巻(筑摩書房),『日本社会で生きるということ』(朝日新聞社),『物語ドイツの歴史』(中公新書),『学問と「世間」』『日本人の歴史意識』(岩波新書),『阿部謹也自伝』(新潮社),『「世間」への旅』(筑摩書房)など多数.

 阿部謹也著書
 歴史家の自画像 私の学問と読書
 大学論
 甦える中世ヨーロッパ*品切れ
 逆光のなかの中世*品切れ

 関連書
 阿部謹也 最初の授業・最後の授業

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