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〈読書国民〉の誕生 分野:出版事情・出版史

〈読書国民〉の誕生
 明治30年代の活字メディアと読書文化

永嶺重敏著(ながみね・しげとし)


ISBN4-88888-340-8 C0000
四六判上製296頁
定価(本体2800円+税)

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 書評・紹介記事
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■本好きはこうつくられた
評論家 紀田順一郎氏(「東京新聞」2004年6月13日(日))

■明治末,流通経路の整備とともに国家に統合されてゆく本を読む人々
古書店主 野崎正幸氏(「ダカーポ」2004年6月16日号)

■近代日本の重要な読書文化の転回点
出版評論 小田光雄氏(「図書新聞」2004年6月5日号)
■目から鱗,「想像の共同体」形成の歴史
東京大学教授 苅谷剛彦氏(「朝日新聞」2004年5月23日(日))
■近代が生んだ黙読スタイル
(「日本経済新聞」2004年5月16日(日))
■活字文化の浸透 3つの視点
上智大学名誉教授 春原昭彦氏(「共同通信」2004年5月9日(日))
■評論家 中川隆介氏(「出版ニュース」2004年5月 中・下)

 概 要

近代日本の活字メディアと読書文化は,明治30年代にひとつの重要な転回点を通過する.そして,その転回点を境として,読書文化は近世的読書の世界から近代活字メディアを基盤とする読書世界へと決定的に移行していく.本書は,このような移行期としての明治30年代の読書文化の変容過程を,活字メディアの流通, ツーリズム,読書装置の普及という三つの視点から分析し,さらに,この変容過程の帰結として〈読書国民〉の誕生を提示しようとする試みである.(2004.3)

 目 次

第一部 流通する活字メディア
 第一章 全国読書圏の誕生
 第二章 「中央帝都の新知識」を地方読者へ
第二部 移動する読者
 第三章 車中読者の誕生
 第四章 「旅中無聊」の産業化
第三部 普及する読書装置
 第五章 読書装置の政治学―新聞縦覧所と図書館―
 第六章 図書館利用者公衆の誕生

 著者紹介

永嶺重敏(ながみね しげとし)
1955年鹿児島県生まれ.九州大学文学部卒業.図書館短期大学別科修了.
東京大学経済学部図書館,法学部附属明治新聞雑誌文庫,東京大学史料編纂所図書室を経て,現在,東京大学駒場図書館勤務.
日本出版学会,メディア史研究会,日本図書館情報会会員.
著書論文:「工場図書館の思想」『図書館学会年報』35巻2, 3号,1989年
     「明治期の公共図書館と利用者」『図書館界』49巻5号,1998年ほか

【著書】『モダン都市の読書空間』(2001.4.4)《品切中》
    『雑誌と読者の近代 オンデマンド版』(1997.7)

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