![]() 分野:歴史・民俗 2 タクシー/モダン東京民俗誌重信幸彦著 (シゲノブ・ユキヒコ) |
昭和の始まりとともに出現した「流シ」の円タクは,増殖し続ける近代都市を自在に走り廻り,「モダン都市」東京を造り上げるメディアの一つとなった.
しかし,流シは都市の「問題」として語られ続け,世の中が戦時体制へ傾斜するなかで,わずか十年ほどで消えていく. これは円タクを走らせたタクシードライバー達の記憶で構成する「モダン東京」円タク一代記である.(1999.9) |
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〔目次〕
プロローグ 地下鉄が苦手な男の話 I メディア かつて円タクの運転手だった 1 出 郷 2 都市のメディア 3 流シ・タクシーへ II 都 市 円タクが走った「東京」 1 流シ円タクは走る 2 演じられる「都市」 3 加速化・均質化と〈都市〉の身体 III 身 体 流シの身体・流シの〈都市〉 1 運転手になる 2 転がす 3 稼 ぐ IV 言 葉 円タクは氾濫する? 1 「問題」としての円タク 2 〈調査〉の視線 3 統制と円タクの終焉 エピローグ そして,タクシーの「都市」 参考文献目録 あとがき
〔著者〕重信幸彦著(しげのぶ・ゆきひこ)
1959年東京生まれ.慶応義塾大学文学部卒業.筑波大学大学院博士課程歴史人類学研究課単位取得退学.専攻は近代日常生活誌論・民俗学. 現在,市立北九州大学文学部助教授. 著書論文:『タクシードライバーの言い分』(共著.JICC出版局,1990年),「仕事を綴る言葉の民俗誌 あるタクシードライバーのノートから」(『族』20号.筑波大学歴史人類学系民族研究室,1993年),「水と黴菌 都市伝説という方法に向けて」(佐藤健二編『都市の解読力』勁草書房,1996年,所収),「東京回避 語られた「タクシーの都市」」(『岩波講座現代社会学18 都市と都市化の社会学』岩波書店,1996年,所収)ほか. |
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