![]() 分野:現代史・現代社会 大学論 阿部謹也著 (アベ・キンヤ) ISBN4-88888-292-4 C3021 四六判上製カバー装 264頁 定価1890円(本体1800円+税)
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中世ヨーロッパで,教会が聖職者養成のために建てた学校に学生たちが藁束を持って集まり,その回廊のあたりに腰を下ろして教師の話を聞いたところから大学は始まったといってよい.図書館も教室も事務局もなく,学生と教師がいればそれが大学だった. 現在,日本の大学は大衆化の段階を越えて,さらに広がりつつある.そのような状況の中で大学改革が進行し,大学における教養教育とは何かも問われている.旧来の教養理念にしがみついたり,サブカルチャーを取り込むことで生き返らせようとするのではなく,教養本来の理念と実践を歴史的にとらえなおすことで,新たな指針を生み出さなければならない.(1999.5) |
序にかえて 自己と世間との関係 I 大学と社会 大学と社会 いかにして教養を身につけるか II 教養とは何か 教養とは何か ―教養の二つの形について― III 大学の改革 大学の主体性と自治 一橋大学の使命と大学改革 人文社会系教育のあり方 生涯教育,その理念 ―国立大学の役割― 理念を体現する建物を IV 大学の日々 小平の日々 身体と教養 留学と奨学金 付章 自分とは何か *入学式式辞 建前と本音 *卒業式式辞 |
阿部謹也(あべ・きんや) 1935年東京に生まれる.1963年,一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了.小樽商科大学教授,一橋大学教授,一橋大学学長,共立女子大学学長などを歴任.一橋大学名誉教授. 2006年9月4日,死去. 著書 『阿部謹也著作集』全10巻(筑摩書房),『日本社会で生きるということ』(朝日新聞社),『物語ドイツの歴史』(中公新書),『学問と「世間」』『日本人の歴史意識』(岩波新書),『阿部謹也自伝』(新潮社),『「世間」への旅』(筑摩書房)など多数.
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