![]() 分野:現代史・現代社会 中国インターネット案内何徳倫(かとく・りん)著 (カトクリン) |
これまで部分的にしか紹介されてこなかった中国のインターネット世界を,初めて全体的に詳述.日本からアクセスする場合の注意事項から,企業関係者や留学生が中国現地で加入する手引きまで,この1冊ですべてが事足りる.(1998.7)
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目次序 章 おもしろい中国語の世界第 I 部 中国インターネット入門 第 1 章 中国語インターネット環境の構築 第 2 章 中国のWebサイト紹介 第 II 部 中国インターネットの歴史 第 3 章 中国インターネットの歴史 第 II 部 4大ネットワークの紹介 第 4 章 教育と科学のネットワーク 第 5 章 商用のネットワーク 第 6 章 4大ネットワークの基本状況 第 IV 部 中国でインターネットサービスを使う 第 7 章 インターネットビジネス 第 8 章 中国での商用インターネット使用手引 付 録 1:日本語環境で使える中国語ソフト 2:北京データ通信局の代理店リスト 3:郵電部が許可した企業の公開リスト 4:中華人民共和国コンピュータ通信ネットワークの国際接続に関する暫定管理規 5:日本の主な在中関係機関リスト 6:中国の主な在日関係機関リスト 7:北京市の主な病院リスト 8:北京で日本語の通じる病院リスト 著者略歴何徳 倫(かとく・りん)1950年中国長春市生まれ. 1975年北京郵電大学卒業.同大学講師を経て,1976年より中国郵電部門に勤務.1985年,同部門を退職し,来日.1987年より1989年まで電気通信大学情報通信学部に在籍.以後,トランステック(株)でコンピュータ通信ネットワークのエンジニアとして勤務.1997年2月より中国の和光電子グループ日本支社の会長に就任(現職). |
以下は刊行当時(1998年7月)の広告文です. ●書籍紹介● 日本で初めて 中国インターネットの現状のすべてを紹介した 中国にもまだない画期的な本 現在,日本において中国はもっとも注目されている国のひとつであり,中国に関する本や雑誌の出版はますます増えてきている.また,インターネットに関する本も相変わらずいやというほどたくさんある. しかし,中国のインターネットについて書かれた本があるかというと,なぜか今までなかったのである.その一番の理由は,中国で初めて海外のコンピュータネットワークに接続したのが1986年のことで,さらにインターネットが本格的に一般民衆に開放されるようになったのは1993年頃と,アメリカや日本に比べればその歴史がまだ浅いからだろう.このため中国大陸においてさえも,そのような本はほとんどない. そういう点からすると,『中国インターネット案内』はたいへん貴重である.本書は,日本で初めて中国のコンピュータネットワークの世界を網羅的に紹介した本である. インターネットは,手軽に世界中から情報を手に入れることができる,ということになっているが,中国に関しては多少やっかいなことがある.それは言葉の問題である.ただでさえ中国語はややこしい.各地で話している言葉も違うし,漢字だって簡体字,繁体字の2種類がある.さらに,それをコンピュータの世界に持ってくると,またむずかしいことになる.とくに日本のユーザーは,ホームページの中国語を表示させるために,自分のパソコンで中国語を扱えるようにしなければならない.英語版もあるホームページならいいが,中国では有名どころ以外は中国語だけのものが多い. ただ,こういう問題は,いったん解決してしまえばあとは楽なもので,この本ではWindows, Macintoshともにいくつかの方法を教えてくれる. 著者の何徳さんは中国吉林省の出身で,中国の郵政・通信事業の中心的組織である巨大国営企業―郵電部門に10年近く勤めていた経験を持ち,その後来日して日本企業でネットワークエンジニアとして働き,現在は中国の和光集団というコンピュータ関係機器を販売・製造する企業の日本支社会長に就任している.一貫してコンピュータネットワーク畑を歩んできており,中国と日本のネットワーク産業に幅広く精通する希有な人物である. 著者はとても行動的な人物で,この本を書くにあたって,中国各地へ取材に行っている.とくに中国の四大ネットワークへの取材では,中国のインターネットの実際の運営状況,ユーザ数,発展計画,あるいはそれぞれの台所事情や組織の性格などが分かってたいへん面白い.普段,気軽にインターネットを使っている一般ユーザはあまり気にしないけれども,インターネットは国家規模の巨大なインフラ事業だから,その発展や運営には国家レベルでの方針が係わってくる.そのあたりが,経済において現在一国二制度を導入している中国でどのような状況にあるのかということは非常に興味深い.ネットワーク産業と郵電部(日本の郵政省にあたる)との関係,規制の中でなんとか効率よく新しいビジネスを探そうとするプロバイダ,外国資本の参入の方法など,インターネット業界は現在の中国の政治的・経済的情勢が如実に反映されているといえるだろう.その意味では,インターネットに関心がない読者でもかなりの勉強になる本である. またこの本では,日本から中国のインターネットにアクセスする方法だけではなく,実際に中国へ行ったときに現地でインターネットサービスを使うための方法も,具体的に教えてくれる.これは留学生やビジネスマンにとって重宝であるし,もちろん中国人にとっても便利な手引き書といえよう. 『中国インターネット案内』を通じてなんといっても目立つことは,中国のインターネットの短期間での急成長ぶり,ネットワーク業界の元気のよさである.インターネットの使用料金はまだまだ高いようだけれども,その状況下でも驚くべきスピードでユーザ数は増えていっている.だから,中国のインターネットが現在抱えているような問題を克服していけば,きっとものすごい発展をするだろうという気を抱かずにはいられない. |
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