仕事の場でも生活の場でも,文章・イラスト・写真をメディアにのせることが容易になり,その機会も増えています.だれもが編集や校正をする可能性があるともいえます.
編集は,いままでにないものを新しく生み出す仕事です.たとえ同じ内容でも読み手が異なれば,新たに作り出さなくてはなりません.そしてその内容を,想定される読み手に向けて,読みやすく,見やすく,よくまとまったものとして伝える必要があります.
本や雑誌は,テキストや写真などがあって,それを決まったフォーマットに流し込めば,出来上がるのではなく,企画としての見きわめがあり,原稿の点検や整理があり,1冊ごとの設計があり,校正を経ることによって完成します.
こうした技能を学ぶことは,出版をめざす人,出版の世界で働く人にとっても,仕事や生活の場でそれを生かそうと考える人にとっても,それぞれの編集段階で何をしなくてはならないか,その基礎を覚えることであり,実際に応用するためのよりどころを得ることにもなります.
総合科は,出版の世界で活躍したいと考えている人たちのための訓練コースです.
プロとして十分に生かせるような専門の知識と技術を,時間をかけ,系統的に身につけます.
日本エディタースクールには出版社を中心に多くの求人が寄せられます.2008年4月から2010年3月までの総求人数は,のべ287社608名でした.
総合科では,これらの求人のほぼすべてに対応できる力を身につけることが可能で,修了することによって就職の可能性が大きく広がります.就職個別面談のほか,いつでも進路決定や就職活動のサポートを行います.
総合科は企画・執筆・編集・デザイン・校正・DTPなど,書籍や雑誌をつくるためのあらゆる技術と知識を習得できるコースです.総合科での学習によって出版の全体を把握することは,仕事を効率よくスムースにすすめていく大きな力となります.修了生の広い対応力は,就職先でも高い評価を受けています.
実習中心のカリキュラムで,基礎から応用へと段階的に力をつけることができます.出版の現場でも使われている定評のあるテキスト,出版教育のためのオリジナルの教材を用い,経験の豊かな講師の指導のもとで授業が行われます.企画のプレゼンや外へ出ての取材・撮影,雑誌の制作など,実務さながらの実習もあります.
本校主催の技能検定試験には,校正技能検定(上
級・中級・初級)があります.
初級は,必修科目の「校正実習I・II」の単位修得で認定されます.また中級以上の検定に合格すれば学習成果を自信を持ってアピールでき,就職活動を有利にすることができます.
※2011年4月より,級の呼称を三級→上級 四級→中級 五級→初級と変更しました.変更は呼称のみで,試験内容や技能レベルなどは変わりません.
最新の技術と専門の知識を身につけ,対応力のある編集者を養成します.
出版界への就職を可能にする,1年間の集中コースです.
本コースは,実務能力を身につけることで出版界への就職・転職を可能にする,1年間の総合的な実務訓練コースです.高校・短大・大学の新卒者や転職希望の社会人など20代を中心とした方々が,確実な就職のためのステップとして受講されています.
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就職活動の中で,求められる能力と自らの現状にギャップを感じた.このまま業種・職種問わずに活動を続けるより,興味ある分野の専門的なスキルや知識をしっかりと体系的に身につけたいと考え,総合科を志望した.
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校正者をめざしているが,校正以外にも出版に関する知識と技能を幅広く身につけたい.
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出版業界で働ける技術を基礎からしっかり修得し,そのうえで自分の興味がある雑誌のデザイン・レイアウトを学びたいと思い,幅広い講義科目のある総合科を希望した.
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学生活の中で,「本」に関わる仕事に就きたいという気持ちが芽生えた.主に編集について深く学びたい.
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校正志望だが,より幅広く業界のことを知っておきたい.
編集の各段階に必要な技能の短期養成を目標にして,科目を編成しています.講義科目は基礎科目と専攻科目に分かれ,さらにそれらを補完する内容の特別講座があります.
基礎科目は出版・編集に関する理論と実務の知識を中心におき,専攻科目では企画・執筆・編集・デザイン・校正・DTP
技術の徹底した実技訓練を行います.
基礎科目
専攻科目
特別講座
出版概論
雑誌論
著作権知識
造本設計
出版広告知識
出版流通知識
原価計算
編集
文章
設計
校正
DTP
編集基礎実習
企画編集
雑誌編集実習
原稿編集I・II
パソコン編集実習
写真実習
記事作成実習I・II
本づくり基礎実習
書籍製作実習
レイアウト基礎実習
レイアウト実習I・II
校正実習I・II
校正特別実習
DTP基礎実習
DTP編集実習
1年間を2学期に分け,授業は月曜から金曜日に行います.1学期は4月から7月,2学期は9月から翌年1月までです.入学してすぐに,これからの学習の全般を見渡す「出版概論」と,本づくりの前提となる製作の技能と技能を習得するための「レイアウト基礎実習」の集中講義を行います.
1学期の通常講義は5月にスタートします.出版社と編集者をとりまく環境を学びつつ,本や雑誌をつくるためのひととおりの基本的な技術を,豊富な実習教材を用いて着実に身につけます.
夏休みのあと,9月には集中講義や印刷会社・製本会社見学などを行います.10月からの2学期は,各科目がより実践的な内容になり実習時間も多くなりますが,目指す仕事に応じて科目をしぼり,選択受講することもできます.
1年間の学習課程は,どの科目1つをとっても将来,編集者,校正者,デザイナー,ライターとして,力を発揮するためには欠かすことのできないカリキュラムになっています.
入学式
ガイダンス
第1学期開講
編集の第1段階としてレイアウトの基礎を集中講義で学習
就職説明会
第1回就職個人面談,求人紹介開始
個々人の希望をききながら面談が行われます
校正技能検定試験〈中級〉実施
第1学期期末試験実施
レポートや実習課題で評価されます
第2学期開講
基礎科目を中心に集中講義が行われます
印刷会社・製本会社見学
校正技能検定試験〈中級〉実施
校正の学習をひととおり終えて,多くの受講生が試験を受けます
冬休み(年末年始)
第2回就職個人面談,求人紹介開始
めざす会社の採用試験を受け,就職を決めていきます
第2学期期末試験実施
校正技能検定試験〈上級〉実施
中級合格者は受験資格があります
修了式
求人社は,応募者が本校で技能を体得したことを重視しています.また,本校での受講歴を出版への熱意のあらわれと受け取って,よい印象を持ってもらえることもあります.しっかり学び,その上で,その会社で何をしたいか,何ができるかというアピールができれば編集未経験でも大丈夫です.
修了生には一定の技能があるため,出版界からの求人が多く集まります.まずは本校で専門技能を身につけ,就職を確実にしていきましょう.また,就職後も実務の中で経験を積み,技能を磨けば次の仕事へとステップアップしていくことが可能です.
雑誌は一定の編集方針によってつくられますが,毎号,違ったパワーや魅力が必要です.雑誌編集者は,さまざまな情報を敏感にとらえて企画を考え,それをいくつもの原稿で生き生きと表現していきます.
売れる本,永く読まれる本,歴史に残る本──まずは企画を立案することから始まります.読みやすい文字の配列から装丁まで気をくばり,用紙や表装材料をふくめて,1冊の本を自分のイメージどおりに仕上げていく仕事です.
印刷物の視覚の演出者としての仕事です.文字・写真・イラストを効果的に配置して,美しくて読みやすい誌面づくりを手がけます.パソコンを使って本や雑誌をつくるDTPが主流です.
校正の基本は文字が原稿どおりに組まれているかを照合することです.さらに漢字や言葉の表記,さまざまな固有名詞などのチェックをして,誤りのない本や雑誌を読者に届ける精密な仕事です.
雑誌・新聞記者,ルポライター,ミュージックライター,スポーツライターなど,最先端情報をレポートする仕事です.時代の動きに鋭敏な感性をもち,エッセイ,ルポ,コラムなどを書き分ける技量と読者にうったえる文章力が求められます.
本の販売と管理をする重要な仕事です.出版物について知識をもち,社会と読者の動向を分析する能力が求められます.既存の書店への販売促進のほか,オンライン書店などの新しい販売のありかたも常に模索しています.
総合科の授業はどれも実際の編集の場ですぐに役立つ内容になっています.
いくつかの科目をピックアップして,授業の詳細と教材や受講生作品を紹介します.
*ここにある作品は授業内で実習として製作されたもので,市販することはありません.
出版された本や雑誌から,文章や写真を借用している場合もあります.
本・雑誌づくりは編集者が企画をたてることから始まります.はっきりとした企画意図を持ってテーマ,著者,読者対象,定価,発行部数などを考えなければなりません.そのためには,常に世の中の流れに興味を持ち,自分の引き出しを増やしておくことが必要です.まずは編集者に必要な心構え,著者や取材相手に対するマナー,自分の意見のまとめ方などを「編集基礎実習 」で学び,またどのようにしてテーマを探し出していくか,それをどのように説得力のある企画書に仕上げるかを「企画編集 」の授業で学びます.
企画会議で出版が決定され,著者からの原稿が編集部に届いたとき,そのまま印刷会社に渡せば本となって出てくるものではありません.まずはその原稿を読み,よりよい読み物をめざし,内容を確認したり表記を整えたり,するべきことが数多くあります.これを学ぶのが「原稿編集 」です.
上記の仕事のさまざまな場面で,パソコンを使用することが多くなっています.編集作業においてパソコンをどのように活用するかを学ぶのが「パソコン編集実習 」です.こうして学んだことを総合的に,実際に雑誌をつくるという作業を通して確認するのが「雑誌編集実習 」です.
グループで編集部を校正し,雑誌編集のシミュレーションを行います.
読者を想定して企画をたて,編集会議で議論して決定し,どう展開するかページ構成を考えます.各自が数ページずつ担当して,取材し記事を書くと同時に,写真・イラストなどを整理し,リードや雑誌らしい見出しもつくります.
読者や特集内容にふさわしい表紙デザインやレイアウトをDTPで仕上げます.
上記の「編集基礎実習 」で,文章を扱うための基本を学びますが,さらに雑誌編集者は,自分で取材し記事をまとめることも求められます.「記事作成実習 」では,商品の紹介や書評・映画評など雑誌によくあるテーマで,記事の書き方,まとめ方を覚えます.
新人の雑誌編集者は,「新製品紹介」など雑誌の最後の方のページから記事を書く仕事を始めます.慣れてくると本や映画の紹介記事,料理などの実用記事,講演・集会の取材記事,人物インタビューとだんだんボリュームのあるページをまかされるようになります.
「記事作成実習」では,調べ,歩き,見て,聞いて,書き,雑誌文章を巧みにまとめられる力をつけていきます.
原稿ができれば,次は形を考えなければなりません.デザイナーに発注する場合もありますが,見た目にもきれいで,読みやすい本・雑誌をつくるためには,編集者もデザインの知識が必要です.これを「レイアウト実習 」で学びます.
デザインが決まれば,それを再現してもらうために必要な指示を,原稿などに書き込みます.これを「書籍製作実習 」で学びます.
本や雑誌で,伝えたい内容に応じて,文字・写真・イラストをどう効果的に使ったらいいのかを学びます.
読む人にはあまり意識されませんが,つくる側は1行を何字にすると読みやすいか,というところからデザインを考えます.写真のある部分を切り取ることでより強調でき,あるいはいくつかの写真を大きさを変化させて1ページの中に配置することで新しいイメージが生まれたりします.
訓練を積み重ねて,こうした手法を覚えることで,編集の内容を魅力的に表現することができるようになります.
パソコンが普及し,ソフトや環境が整ってきたことにより,以前は印刷会社が請け負っていた組版を,出版社内で行うことが増えてきました.パソコンで,文字を組むInDesign,写真を加工するPhotoshop,図版を作成するIllustratorなどのアプリケーションソフトを使って本や雑誌のページを作り上げます.「DTP編集実習 」でこの技能を習得します.
Macintoshを使って,DTPのアプリケーションソフトを使いこなし,出版物がつくれるように訓練をします.
文字組用のソフトで本や雑誌の基本フォーマットを設計します.スキャナーで読みとった写真をPhotoshopで印刷物として使えるように処理したり,地図などの図版をIllustratorで作成します.基本フォーマットに文字を流し込み,写真や図版を取り込み,見出しや写真説明を入れ,ときには表を作成してページを完成させていきます.
ページに組みあげたものは,印刷会社で印刷の工程に進む前に,確認用の校正刷を出版社で点検します.1つ1つの文字が間違っていないかだけでなく,たとえば見出しの書体や大きさ,位置は指定どおりになっているかも確認します.「校正実習 」で段階的に校正の力を身につけていきます.
内容面でのチェックも入り,文字や写真などをどのように配するか,設計としての指定も書き込まれた原稿と,それを反映したかたちで出てくる校正刷を,並べて見比べていくのが校正の基本です.原稿と違ったところを見つければ,赤字で指摘していきます.その赤字は,作業にかかわる人たちが共通して理解できるように,決まった書き方があります.
総合科の講義は基礎・専攻の2つの科目と特別講座で編成されています.
出版界のデジタル化に対応したパソコン教育,専門的な理論と実習を中心とした実践的な技術の習得,さらに「校正技能検定」合格に連動するカリキュラムです.
実務に欠かせない専門知識を学びます
はじめて出版を学ぶ人のために,出版の仕組みや出版の世界で働く人々の役割などについて解説します.
週刊誌,女性誌,コミック誌などの雑誌出版の現状と今後の動向をしめし,人権と報道などのマスコミをめぐる問題にもふれます.
出版に関わる者として知っておかなければならない,著作権などの法的知識について学びます.
1学期には現代の本づくりに必要な知識をひととおり学び,2学期には印刷・製本会社などを訪れて,現場の最新事情を見学します.
実習をとおして専門技術を着実に身につけます
文章実習やお互いの批評を通して,自分の考えを的確に言葉にして表す力をつけていきます.
就職活動対策として,志望動機書の講評や模擬面接なども行います.
アイデアの出し方・広げ方,魅力的な企画の見せ方を,現役編集者である講師の豊富な仕事の実例を参考にしながら学んでいきます.
テレビ番組の紹介記事,料理記事などの実習と講評を通して,読者を意識した文章の書き方を身につけます.2学期には取材やインタビューも実習します.
編集者としての原稿の読み方,原稿を読むときのポイントを,多くの実習を行いながら学びます.
読者にとって読みやすい本であるための,本の設計上のルールを確認しながら,思ったとおりの形に本を作り上げる方法を覚えます.
シンプルなレイアウトからページ物までを作り上げていくあいだに,文字・色・写真・イラストといった要素,またその組み合わせや配置がどのような印象をもたらすのか,理解します.
編集者が自分で撮影を行うこともあれば,カメラマンに的確にイメージを伝えて撮ってもらうこともあります.撮影の実技も行いながら,編集者として写真を選ぶ眼を養います.
雑誌の作り方を理解したうえで,グループに分かれ,企画会議から始めて雑誌製作の実務全てを行い,一冊の雑誌を完成させます.
校正は,訓練の積み重ねがそのまま力になります.毎回実習を行い着実に技能を身につけていくほか,漢字のミニテストなどで基礎的な国語力のアップもめざします.
校正技能検定試験〈中級〉合格をめざし,過去に出題された実技問題を使って訓練を重ねます.
パソコンを使って編集作業を効率的に行うために,基本となる文字コード,画像などの知識や操作方法を学びます.
初めて触れる人も多いDTPソフトですが,ハガキのような小さなものを作るところから始めて,1冊の本を作るのに必要な操作を確実に覚えていきます.
出版業界や仕事のイメージをよりはっきりとさせる講演や見学,
出版に携わるものとしての基礎知識を学ぶ講座などです
電子出版物にはどのようなものがあるか,どのように制作されているか,コストや著作権の問題など,電子メディアの現況についての概論です.
日本語を扱う仕事には漢字の知識も必須です.漢字検定2級合格レベルをめざして,読み書き能力を鍛えます.校正技能検定の学科試験対策にもなります.
Web時代の企画編集・本の街神保町・ブックデザイナーの仕事・書籍編集者の仕事・雑誌編集者の仕事など
第1時限 10:10〜11:20
第2時限 12:10〜13:20
第3時限 13:30〜14:40
第4時限 14:50〜16:00
■ 植村昌機[出版広告知識]
日本経済新聞社出版局企画開発部長を経て,現在,植村社会保険労務士・FP
事務所代表.
■ 菊地泰博[原価計算]
現代書館代表. 「FOR
BEGINNERSシリーズ」「シリーズ藩物語」ほか,思想・社会・教育・環境などの分野で400点ほど編集を手がける.
■ 篠田博之[雑誌論]
月刊「創」編集長兼創出版代表.東京新聞に「週刊誌を読む」を連載中.著書『ドキュメント死刑囚』他.
■ 柴田信[出版特別講義]
岩波ブックセンター信山社代表取締役.芳林堂書店取締役営業部長を経て現職.著書「出版販売の実際」「ヨキミセサカエル」.
■ 下村昭夫[出版概論]
出版メディアパル編集長.オーム社で電気・電子関連の雑誌や書籍を担当.著書『絵で見る出版産業』等.
■ 大亀哲郎[著作権知識]
ダイキ出版ライツ代表.小学館で法務・ライツ局ゼネラルマネージャー,マルチメディア局専任プロデューサーなどを歴任.
■ 野村保惠[造本設計]
あるふぁ企画代表取締役.丸善で出版製作課長兼編集課長等を歴任.著書『〈電算植字〉本づくり入門』『本づくりの常識・非常識第二版』等.
■ 村上信明[出版流通知識]
出版流通ジャーナリスト.三一書房,JICC出版局営業部長を歴任.出版業界紙誌に出版流通のレポートを執筆中.
■ 足立秀夫[レイアウト実習]
グラフィックデザイナー.自動車会社宣伝部,広告代理店勤務などを経て独立.こぐま社,現代書館などの装幀に携わる.
■ 居郷英司[書籍製作実習]
編集者・デザイナー.居郷デザイン工房主宰.手がけた書籍『激動の50年──目で見る昭和史』『新編出版編集技術』等.
■ 江刺昭子[編集基礎実習]
ノンフィクションライター.文化出版局で「ミセス」などの編集を経て執筆活動に入る.地域女性史の編纂指導・執筆も行う.著書『樺美智子 聖少女伝説』他多数.
■ 大西哲彦[DTP編集実習]
編集者.印刷学会出版部などを経て,現在,武蔵野美術大学講師.Adobe
Certified Training Provider.共書『DTP&印刷スーパーしくみ事典』等.
■ 岸本つよし[パソコン編集実習]
編集者・DTPデザイナー.NHK出版,青弓社などの出版物編集,国文社などの出版社サイトの立ち上げに参加.東京芸術大学非常勤講師.
■ 境田稔信[校正実習]
校正者.奇想天外社などを経て独立.手がけた書籍『広辞苑第四版・第五版』『日本方言大辞典』等.
■ 佐久間久美子[記事作成実習]
編集者.婦人生活社で「ベビーエイジ」編集,「プチタンファン」「婦人生活」編集部次長を経て独立.
■ 田中孝雄[企画編集]
編集者.流行通信社「スタジオ・ボイス」編集部を経て,アバウトを設立.雑誌・書籍の企画編集,執筆,ウェブサイトのコンサルティングなどに従事する.
■ 外池孝男[原稿編集]
編集者.日本エディタースクール出版部で書籍の編集・製作を担当.手がけた書籍『新編出版編集技術』『新編校正技術』等.
■ 西村良平[雑誌編集実習]
編集者.教科書編集・映像教材制作を経て独立.著書『広報・雑誌づくりのらくらく編集術』等.
■ 半田広徳[写真実習]
写真家.藤井英男氏に師事し,のち,独立.文化出版局・集英社・扶桑社などの,主にファッション写真を手がける.
■ 舟木晢[レイアウト実習]
グラフィックデザイナー.毎日グラフ編集部を経て独立.百科辞典の図版作成,教科書のアートディレクター等.
■ 宮崎英[校正特別実習]
校正者.日本エディタースクール総合科修了後,現代社を経て独立.児童書,一般書籍などの校正に携わる.
■ 森屋義男[雑誌編集実習]
編集者.ソフトバンク,IDGジャパンなどでコンピュータ関連雑誌の編集長を歴任.現在カラーズ取締役出版事業部長.
■ 吉田憲一[DTP編集実習]
編集者.ジャングルジム代表.松岡デザイン事務所などを経て独立.手がけた書籍『Science
& Technology in Japan』等.
■ 仲俣暁生[出版特別講義]
フリー編集者/文筆家.『季刊・本とコンピュータ』編集長を経て,フリーランス.同時代の表現を幅広く論じる文筆活動も行う.
■ 長谷川秀記[電子出版]
編集者.自由電子出版取締役社長.自由国民社社長を経て,自由電子出版を設立.著書『電子出版の実務』等.
校正検定には〈上級〉〈中級〉〈初級〉の三段階があります.〈初級〉は規定のコースの修了により,〈中級〉と〈上級〉は,それぞれ縦組・横組の実技試験と,校正・編集・製作に関する知識や漢字表記について問う学科試験により認定されます.
〈中級〉の検定は「指示された方針に従って,比較的単純な組版についての初校原稿引合せと通読作業を遂行する能力」を審査します.基本的な校正の技能が身についていることを確認する試験です.年2回7月と12月に実施されます.
その上の段階の〈上級〉は,〈中級〉合格者のみに受験資格があります.「指示された方針に従って,比較的複雑な組版についての初校原稿引合せ及び再校赤字引合せ・素読みの作業を遂行する能力を審査する」試験で,年1回3月に実施されます.合格すれば,適切な判断力のある校正者として自信をもって就職活動ができます.
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実技試験 出題範囲
縦組 初校原稿引合せ
縦組 データ入稿の初校原稿引合せと通読作業
横組 初校原稿引合せ
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学科試験 出題範囲
1.校正作業に必要な知識
編集・製作に関する基本知識,校正作業に関する知識
2.用字用語に関する知識
漢字,仮名づかいに関する知識
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実技試験 出題範囲
縦組 初校原稿引合せ
横組 初校原稿引合せ
縦組 赤字引合せ・素読み
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学科試験 出題範囲
1.校正作業に必要な知識
編集・製作に関する基本知識,校正作業に関する知識
2.用字用語に関する知識
漢字,仮名づかい,欧字・記号に関する知識
五十嵐美那子 生活思想社代表,編集・校正者
居郷英司 居郷デザイン工房代表,編集者・デザイナー
井上 巴 フリー校正者
丑山佐千男 元光文社編集管理局校閲部
小松 勉 フリー校正者
境田稔信 フリー校正者
高浜禎一郎 筑摩書房編集局校閲室部長 高虫佳伸 フリー校正者
寺島敏郎 元岩波書店取締役校正部長
外池孝男 日本エディタースクール出版部,校正記号検討委員会委員
中村 幹 印刷学会出版部代表
野村保惠 あるふぁ企画代表,校正記号検討委員会委員長
宮崎 英 フリー校正者
矢彦孝彦 元新潮社校閲部部長,校正記号検討委員会委員
日本エディタースクールでは,出版編集に関する技能検定試験を主催し実施しています.
習得した技能レベルを明確に示すことで,就職活動を有利に進めることができます.
校正技能検定は日本エディタースクールが主催するものです.専門委員からなる技能検定委員会がおかれ,この委員会が各検定試験の受験資格審査,当該年度の試験科目の選定,試験問題の作成ならびに採点基準の決定,試験結果を審査し,合否を決定します.
総合科は「校正実習
I・II」を修得した方に,初級を認定します.
総合科は,第1学期履修段階で中級の受験資格を取得できます.
総合的な実務訓練により,実践力のある新人として仕事をこなせるため,
総合科修了生は採用者の評価も高く,毎年多くの求人が寄せられています.
大手出版社などで行われている,主に大学新卒者を対象とした定期採用試験は,募集人数をはるかに超える応募者が殺到するところもあるなど,合格は大変難しいのが現実となっています.しかしそうした定期採用枠以外にも,編集者やデザイナー,校正者などとして同じように活躍できる多くの会社があり,即戦力となる人材の募集がよく行われています.
スクールには,そのような募集を含めて数多くの求人が寄せられており,採用にあたっては学歴や年齢などより実務能力が問われます.総合科修了生は,長期の実践的な実務訓練によって,すぐにも実務に対応できる技術を修得しますので,就職活動を有利に進めることができます.
日本エディタースクールには出版社を中心に多くの求人が寄せられます.2009年4月から2011年3月までの総求人数はのべ259社552名でした.このほか,一般に公募されている求人の情報なども掲示したり,業界研究のための書籍なども集めています.本校宛求人への応募時には紹介状を発行し,また相談に応じて,求人のない会社へも問い合わせ,応募への道を開いています.
一般の入社試験は4月から5月に大手の出版社を中心に行われますが,スクールへは年間を通して求人があります.そのほとんどはすぐにも働ける人を求めるもので,総合科受講生の就職活動は1月頃から本格的に始まります.
総合科の個別の就職相談は,6月と1月に行います.さらに個々人の要望があれば随時行います.就職相談では本人の適性をふまえて,希望する出版社などについて話し合い,進路決定までのサポートをしています.
※公開可能な求人社様のみ掲載しています.
七賢出版
UNBIND
セマーナ
アーツ アンド クラフツ
あるむ
インターネット
カラーズ
ケイズプロダクション
ゲンダイメディカル
国際語学社
造事務所
蒼蒼社
草土出版
DHパブリシング
永末書店
21世紀BOX
日本電気協会新聞部
バンティアン
美研インターナショナル
アプレ・コミュニケーションズ
ウィズマン
エイド出版
エディターズ・キャンプ
エンタミックス
オフィスエルク
キューブリック
ケイオフィス
月刊日本橋
健学社
公文堂
ゴーゴル
コーポレイトデザイン研究所
情報技研
スリージャグス
全国学校図書館協議会
立花書房
鐵五郎企画
トゥインクル
都恋堂
ナナネール!
日本鉄道施設協会
ハーツ&マインズ
文化工房
ボンズ
マガジン大地
夢現舎
リベロ・アンド・カンパニー
ワンズ
アーヴル
朝日出版社
アリス館
一石堂
イメージング・ワークス
エーディーサマーズ
エキスパートスタッフ
宙出版
学習研究社
神奈川新聞社
ガンザオーリ
グスコー出版
鶏卵肉情報センター
産業用水調査会
ジーハウス
出版文化社
主婦と生活社
スクウェア・エニックス
スタジオダンク
スリーシーズン
青弓社
成山堂書店
二玄社
日刊電気通信社
日本医療企画
バド・インターナショナル
早川書房
ハローケイエンターテインメント
文化出版局
木耀社
ユニバーサルステージ
代々木文化学園
料理王国社
ワンダーブック
iD8 HAWAII.LLC
朝日新聞総合サービス
アド
あとらす二十一
イズ・アソシエイツ
ヴェリタ
エスティユーエス
オフィス東和
オメガコム
Culture Publication
くすのき舎
クリーク・アンド・リバー社
ザッツ
集英社
新風社
地域新聞社
中央公論新社
データリンクス
日新印刷
バイステップ
プランディット
平凡社
ペーパーハウス
マッドハウス
大和企画印刷
歴史の森
ローソンチケット
ワードシステム
ワイズファクトリー
岡村デザイン事務所
産業編集センター
チームエー
ディレクト
テナーコーポレーション
ドリームキャリア
ビーワークス
フレア
吉野工房
La Chica
カイショー
共和クリエイト
サイエンス&テクノロジー
産業編集センター
秀英堂紙工印刷
DTP出版
ビーコム
勉誠出版
医療情報研究所
キャラクター・データバンク
キャレット
金羊社
産業編集センター
タッドファクトリー
デイリー・インフォメーション
陶業時報社
マガジントップ
モーク・ワン
アール・ピー・アイ
志泉書院
大和書房
マッドハウス
求人社の業種には,出版社や編集・校正プロダクション,PR誌・DTP・Web制作会社,デザイン会社,新聞社など出版関連業種のほかに一般企業などもあり,多方面から求人が寄せられます.そのうち出版社や編集プロダクションが6割を占めています.
職種は編集者が40%,校正者が42%,DTPデザイナーが10%などとなっています.求人社が提示する条件には,学歴や年齢などを不問とするところが多く,何よりも技能を重視していることがわかります.
旭屋出版(食)
医学図書出版(医学)
エイ出版社(総合)
神楽坂マガジン社(タウン誌)
舵社(ヨット)
角川書店(総合)
近代映画社(映画)
国際語学社(語学学習)
語研(語学学習)
五柳書院(文芸)
産業編集センター(趣味・社内報)
集英社(総合)
主婦と生活社(総合)
小学館(総合)
晋遊舎(一般)
成山堂書店(海洋)
創成社(人文)
草土出版(植物)
総合医学社(医学)
DAI-X出版(資格)
大洋図書(一般)
デンタルダイヤモンド社(歯科)
東京四季出版(短歌)
徳間書店(総合)
日本体育社(保健)
農文協(農業)
文化出版局(生活)
平和出版(一般)
勉誠出版(人文社会)
みくに出版(学参)
八千代出版(学術図書)
アイドマ・スタジオ
朝日新聞総合サービス
アルバ
エー・ディー・サマーズ
ERA(エラ)
エフティフ
ギルド・エム
きかんしエムエス
グループ・ルパン
現代企画
コレール社
CKT
ジェイティプランニング
新制作社
水光社
東京図鑑
永瀬事務所
フロムエーワーク
フレア
メディアプロダクション
メディアボーイ
メルプランニング
リック・ディーラム
リクルートメディアコミニュケーションズ
レジャー産業研究所
宇野泰行デザイン室
エディトリアルオフィス・ワイズ
デザインルームグラフ
暁和
総合オフィスサポート
モリヤマ
サンニチ印刷
日経印刷
東銀座印刷
朝日新聞社
サンケイリビング新聞社
日本食糧新聞社出版本部
電波タイムス社
校正者を目指して宮崎から上京しました.もともと自分も含めて友人の書いた文章や論文の誤字脱字によく気付くほうだったので,校正者という仕事を知ったときはこれだと思いました.しかし,どうやって技術を習得すればいいのかわからず,大学のときの恩師がむかし編集者だったことを思い出し,すぐに相談に行きました.そこで,校正者を目指すにしても本が1冊できるまでの一通りの流れをスクールで学んでおいた方がよいと,エディタースクールを紹介してもらいました.
実際に学校見学に行ってみると,授業のことだけでなく,就職情報や求人内容も細かく知ることができ,とても現実的で誠実な印象を受けたので入学を決めました.
どの授業も新鮮で面白いですが,なかでも好きな授業は「校正実習」と「レイアウト実習」です.
「校正実習」は毎回,実習問題にとりくみます.校正は,単に誤字脱字を見つけるだけでなく,適切な漢字の字体かどうか,指定通りになっているかなども確認します.最初は,想像以上に緻密で繊細な作業であることに驚きました.どの学生も実習中は集中し,シーンと教室が静まり返ります.卒業までに校正技能検定4級を取得することを目標に勉強中です.
「レイアウト実習」も目からウロコの授業です.自分で誌面をデザインし,本文を作り,見出しをつけ,写真を切り貼りし…とたくさんの工程をへて一つの作品を作り上げたときは大きな達成感があります.今まではなんとなく見ていた雑誌の誌面や広告も,「なぜこのレイアウトで,どんな意図があるのだろう」と感じるようになりました.また,プロのデザイナーの先生から直接アドバイスをもらえる点はとても貴重な経験だと思います.
クラスメイトは年齢がそれぞれ違いますがとても仲が良いです.いつも帰り際に「お疲れさまです」と言って教室を出るのが今期の特徴でしょうか.先生も「仲が良いな」と驚いていました.現在は,授業とは別に自分たちで雑誌をつくりはじめました.どんな雑誌に仕上がるのかとても楽しみです.
校正者になりたいと思って入学しましたが,授業を受けていく中で編集者にも興味がわいてきました.女性編集者の先生がとても素敵なので,それも影響しているのかもしれません.自分を表現することができる編集者の仕事は魅力的だと思います.将来は,大学時代から学んできた国際関係のテーマを扱った出版社に就職し,活躍できたらと思います.
日本エディタースクールのことを知ったのは,業界研究本からでした.
「スポーツ専門誌の編集部で働きたい」と志し,就職活動をしました.しかし,「君の大学じゃ無理」,「経験があれば…」,「今年の募集は無い」など,結局相手にされません.ふてくされていたところで,業界研究のために購入した本に,「就職や転職をする前に,専門学校で技術を身につけるのも一つの手」といった文章を見つけ,それもいいなと思ったのです.
その本に,日本エディタースクールの情報が記載されていました.Webサイトをチェックすると,4月入学者対象の学校説明会の日程がせまっており,慌てて参加し入学を決めて,現在に至ります.
総合科では,編集者・校正者・ライターなどの仕事を幅広く学んでいますが,どの講義でも1回ごとに発見や反省が出てきます.また,講師は実際に業界で仕事をしているプロの方々です.授業ごとにそのノウハウを盗むつもりで講義に臨んでいます.
クラスの中でよくできる人というのは講義ごとにはっきりと入れ替わり,得意・不得意の差が明らかに出ます.ですから私もすべてで優秀な成績を修めるのではなく,自分の得意・不得意を知り,そこから長所を伸ばすように心がけて,講義を受けるようにしています.
「自分が何をしたいか」がはっきりしていないと,あっという間に卒業なんてこともありうる.そんな緊張感を持ちつつ,毎日を過ごしています.
将来はプロスポーツ関連のライターを目指していて,今はどうやったら感動や興奮を伝えられるか,スポーツのライブ感の表現について,あれこれ考えている段階です.スクールで学んだものが,「自分だけの文章」を創りだす基礎になっていけばと思います.
勉強に遊びに充実しています.
[DTP編集実習]
・1人1人にていねいに教えてくれる
・すぐ役立ちそう
──今出版の現場で最も必要とされるDTP技術.
ハガキから1冊の本まで,応用範囲の広い技術をじっくり学びます.
[雑誌編集実習]
・作業は大変だけど面白い
・創造性を刺激してくれる
──グループで「編集部」を編成し,雑誌を作ります.
締切前のあわただしさまで本番さながらです.
──初めて学ぶことが多く,刺激の多い講義ばかりです.
教わる内容だけでなく,講師の人柄にも感じることがある様子.
・同じ目標を持つ人,さまざまな年齢の人と友だちになれたこと
──学校を卒業してすぐの人から社会人経験者まで,経歴はさまざま.
ここでの出会いや会話は将来の財産に.
──2008年度の総合科在学生が,放課後や休日の時間を利用し,自主的に制作した雑誌「HONZO」を完成させました.
contents
出版を聞く!
──僕らが一人前の編集者になるには
出版教育の未来/卒業生に聞く
私がエディタースクールに入ったワケ
──受講生インタビュー
エディタースクール体験授業
夏休み延長戦
──夏休みの楽しみ方おしえます
50分で食べる水道橋
ほか
──スクールからほど近い神保町は「本の街」として有名ですが,
実は飲食店の老舗,名店も多いところです.
部屋代と間取りは?
・月額62,000円/1DK(アンケート平均)
──放課後や週末に週2〜5日アルバイトすると,
月収は60,000〜130,000円になるようです.
阿部和重『アメリカの夜』/塩野七生『ローマ人の物語』/岩井克人『会社はこれからどうなるのか』/「Tokyo
Graffiti」/「芸術新潮」/東浩紀/いしいしんじ/恩田陸/角田光代/金井美恵子/谷崎潤一郎/乃南アサ/東野圭吾/古川日出男/村上春樹/吉田修一/吉本隆明ほか
英会話/小説を書く/色の勉強/映画と音楽/友だちの子どもの成長を見ること/ライブ/車の運転/真夜中のアニメ/トムズボックス(絵本屋)/ビリヤード
アパート・マンション等の紹介
本校には寮の施設はありませんが,上京する受講生には,アパートやマンション探しを代行する会社を紹介しています.パンフレットの送付など,お気軽にお申し付けください.
株式会社
角川春樹事務所
(雑誌編集者「ポップティーン」)
1月中旬から働き始めて,1カ月半ほど経ちました.ちょうどこのあいだ,私が関わった初めての号が発行されたところです.編集作業中は一枚ずつの紙の状態でしか見ていなかったので,やっぱりこうして1冊の雑誌となってできあがると,とても感激しました.毎日本当に忙しいのですが,この充実感でがんばっていけるんだと思います.
エディタースクールの総合科を選んだときは,ここでさまざまな技能を学んでいくあいだに,自分はどのようなことをやりたいか,何が向いているのかを探していこうと思っていました.
実際授業を受けてみると,校正も楽しいとは思ったのですが,特に雑誌に関する授業でたくさん学ぶことがありました.「雑誌論」では,紙媒体としての雑誌の意義や,見開きで見せるインパクトのある構造などの話から,雑誌について興味を持ちました.「レイアウト実習」では,デザインだけでも意図をもって組み立てれば,ストーリー性を出せるということを学び,それを実習で,何度も先生に指摘を受けてやり直しながら,自分の進歩とともに実感することができました.そして「雑誌編集実習」では,1冊丸ごとの特集や記事の組み立てからレイアウトまで,全体を考えて作る経験ができ,また製作コストといった金銭面も含めた,リアルな雑誌作りについて知識を得ることができました.
こうして学んでいくうちに,以前は志望しつつも具体的なイメージがあまりなかった「編集」という職業について,地に足のついた実感が持てるようになりました.大学在学時の就職活動では,特に経済を学んでいたこともあって,なぜ出版を志望するのかについて,強くアピールすることができませんでした.しかし今回は,こういったスクールで学んでいるということで,まず気持ちの強さを汲んでもらえたように思います.もちろん面接前には雑誌を読み込んで,やってみたい企画を考えたり,また当日はレイアウト実習で製作した課題を持っていって説明したりとがんばりました.採用が決まったときは,学んだことを生かせた成果だと嬉しく思いました.
仕事では,誌面に掲載するものすごくたくさんのバッグのサイズを1つ1つ計測したり,メーカーに掲載許可をもらうために一日に何本も電話をかけたりと大変なことも多いのですが,いずれ自分がやってみたい企画を温めつつ,がんばっていきたいと思っています.
株式会社
語研
(書籍編集補助・DTPオペレーター)
働き始めて1カ月ほどの今は,1人の先輩編集者に編集補助としてつき,QuarkXPressで書籍の奥付を製作したり,Illustratorで小さなカットを作ったりしています.翻訳者に翻訳を依頼する前に直訳をつくる「下訳」の作業をさせてもらうこともあります.
パソコンが苦手な私が,DTPを使って書籍を作る仕事に就けるなんて思っていませんでした.エディタースクールに入学してから,初めてMacに触ったんですが,授業で操作していくうちにパソコンがこわくなくなりました.後期の「DTP編集実習」は楽しかったです.担当している河上先生に憧れてDTPをきわめたくなりました.プロとしては当然かもしれませんが,文字の配置ひとつにおいても先生は,よりよいデザインを追い求めているように感じたからです.先生の仕事への姿勢は今後の目標となりました.
語研に応募した理由は,大学の英文科に在籍していた時,語研のテキストや参考書を使っていて出版物に親しみがあり,こういう本なら作ってみたいと思ったからです.面接では,DTPで組んだ課題を見てもらいました.この課題は「レイアウト実習」で何度も先生の指摘を受けてやり直しを繰り返し,作り上げたものでした.ほかの人の作品への講評も合わせて勉強になりました.
そもそもエディタースクールに入学した目的は,出版界に就職するためでした.スクールのサイトや案内書を見て,マスコミ就職対策の学校と違って「実務能力を身につけられそう」と思い,入学を決めました.
職場では「マイペースでやって」と言われましたが,徐々に任される仕事の量が増え,一時は混乱しそうになりました.でも先輩が仕上がった仕事を見ていろいろと指導してくれたので先輩に頼っていいんだとわかり,気持ちが楽になりました.今は関わった本が出版されるのを楽しみにしています.
大学の就職活動では,テレビの制作スタッフなども考えましたが,大きいところではなくて全体が見える小さい会社がいいと思っていました.改めてやりたいことを模索しているうちに,出版に関することが自然だと考えるようになりました.ひとと話すのが得意な方ではないので,自己主張が必要な編集などではなく,いってみれば裏方として仕事をするのが性に合っていると思ったんです.
小さい頃から,家族のそれぞれが自分の趣味や必要から集めた,小説や社会運動,農業とさまざまなジャンルの本に囲まれていました.本を読んでいないと具合が悪いのではと疑われるほど,とにかく文字を追っているのが好きでした.いつも5,6冊は持ち歩いて,1日で読んでしまったりするくらいです.さすがに勤め始めるとそうもいきませんが.
ネット検索でこの学校を見つけ,まず学校説明会のDTP体験教室に参加しました.また,校正1日教室で校正作業も体験してみて,校正者という職業を意識しました.でも,校正者をめざすとしても,広くいろいろ知っておくのがいいだろうと思ったので,総合科を選んだのです.
入学してからの授業にはさまざまなものがありましたが,とくにDTPはいままで知らない世界だったので,なんとか征服しようと,緊張して取り組みました.組み方のルールをわかりやすく教えてくれる先生に出会えたのは大きかったし,技能としてもだんだん上達するのが実感できたと思います.この技能を使って,「雑誌編集実習」ではDTPソフトで何ページもの誌面を作りあげることができました.文章もイラストも写真も,全部自作のものを用意したページもあったんですよ.
2月に雑誌やカタログを制作している会社に採用が決まり,システムプランニング部に配属されました.パソコンでページを作るDTPだけでなく,データベース,プログラムなどと連動したシステムをつくる部署です.面接のときに,校正やDTPがしたいと強調したし,レイアウトソフトのInDesignやプログラミング言語も多少わかると言ったので,この配属になったんでしょう.いまは文字校正も結構やっています.これから本格的に仕事をすることになっていきますが,今の職場は,自分の性格もいままで自分がやってきたことも発揮できるところだと思っています.
大学を出て2年間,フリーターをしてました.25歳間近になって「このままじゃいかんぞ」と思い直したけれど将来展望が見えない.なにか1つの技能を持ちたかった.だったら専門学校に行ったほうがいいだろうと思ったんです.
父親が本好きな人でエディタースクールを知っていたんです.とりあえず資料を請求して案内書を読みました.科目紹介のページを熱心に見ましたね.どんな内容の授業があるのかが気になったので.1年間で詰め込もうと思って総合科に入りました.
友達とは出版や本とは関係ないバカな話ばっかりしてましたね.何か語れる事を持っている人が多かった.自分? ガンダムかな(笑).それにしても生徒は毎年こんなに仲がいいんですか?
就職先は学校の先生からの紹介です.とりあえず慣れるつもりで受けに行きました.職種とかも気にしていなかったです.学校での授業は,編集・レイアウト・校正・DTPすべての科目が楽しかったので.
面接は,大学の時とは雰囲気が違いましたね.向こうの方は,どんな人材だったら使い易いかな,みたいな風にみてくる.質問も,ざっくばらんに「なんで出版?」「徹夜大丈夫?」とか.「怒られても平気?」とも聞かれました.「フリーターの時に,職場の先輩から容赦なく怒られて鍛えられたせいで,平気になりました」と答えました.採用された理由は,その辺もあるのかな? あっさりきまって拍子抜けしました.お土産に文庫本を6冊ももらえましたよ.
仕事を始めるのは3月から.文庫を月8冊位校正部で請け負ってるらしいので,忙しそうです.体力がありそうな男だから採用されたのかなぁ.
開講日
2012年4月17日(火)開講
第2次募集受付中
定 員
2012年度生
1年課程30名
時 間
月曜〜金曜(週5日)
10:10〜14:40(または17:20)
学 費
こちらをご覧ください
入学資格
高校卒業(含卒業見込み)以上の学力を有する者
受付期間
第2次募集
2012年1月6日(金)より
申込先着順(定員になり次第締切)
提出書類
A
入学申込書(または申込フォームの送信)
B 顔写真(ヨコ3cm×タテ4cm,裏面に氏名を記入)
C 最終学歴の卒業を証明するもの
(卒業証明書,卒業見込書,成績証明書,卒業証書のコピーなど)
D レポート(テーマ「本との出会い」1,200字から2,000字程度)
* A4用紙使用.ワープロ・パソコン使用可.
* レポート「本との出会い」は,自分の生き方に大きな意味を持った
1冊の本,自分と本との関わり方,最近読んだ本のことなどを,
本の紹介にとどめず自由に書いてください.
合計
内
訳
入学金
受講料
維持費
(冷暖房,清掃費等含む)
設備費
実習教材費
980,000円
* テキスト代・
編集用具代別
100,000
640,000
* 分納可
70,000
50,000
120,000
* このほか,テキスト代・編集用具代は約20,000円です.入学時にご用意ください.
* 受講料は,お申込み時に一括して納入していただくほか,分納も可能です.
分納の場合,お申込み時は入学金と維持費・設備費・実習教材費の合計34万円,
もしくは入学金のみの10万円を納入していただければ受付をいたします.
入学金のみの場合,残金24万円は2012年3月31日までに納入してください.
また,2012年4月より,2,5,10回の分納となります.
*分納を希望される方は事前に「分納願」を取り寄せて,お申込み時に提出してください.
納入方法
申込時納入額
残金
一括納入
980,000円
なし
分割納入
頭金340,000円
640,000円(受講料)
分納方法(入学月より)
2回分納の場合
320,000円×2回
(4月に前期分・9月に後期分)
5回分納の場合
130,000円×4回
(4,6,8,10月),
120,000円×1回
(12月)
10回分納の場合
64,000円×10回
(4月〜1月)
100,000円
* 頭金340,000円のうち,
残金240,000円は2012年
3月31日までに納入
* 上記以外の回数でも納入が可能です.ご相談ください.
働きながら学ぶ奨学金制度
本校では朝日・読売・産経・毎日,各新聞社の新聞奨学金制度を利用して学習をすることができます.貸与されるものは,入学金,施設費,実習教材費など卒業するまでの授業料の約8割です.途中で辞めることがなければ全額免除となります.
ご連絡をしていただければ手続きに必要な資料をお送りいたします.
教育ローンの利用
「日本政策金融公庫」の‘国の教育ローン’を利用して最高200万円まで借りることができます.入学金,実習教材費,授業料はもちろんのこと,入学してから必要な交通費や図書費などに利用することも,この限度額内ならば可能です.
■
お申込みには,学費と提出書類(A〜Dの4点) が必要です.
下記のいずれかの申込方法でお願いいたします.
※お問合せ 日本エディタースクール
TEL:03-3263-5891
1.
申込フォームに必要事項をご記入のうえ,送信してください.
写しを希望された方には,送信内容が自動返信されます.
* 提出書類の「A
入学申込書」は不要となります.
2.
2〜3日以内(土日祝日を除く)に,担当者より確認のメールを
お送りします.
3.
学費(申込時納入額)は,担当者からの確認のメール内容にそって,銀行振込・郵便振替(または開講日前にご持参)のいずれかで,ご入金をお願いいたします.
4.
提出書類B〜D を郵送(または開講日よりも前にご持参)してください.
5.
正式な申込受付は,原則として申込フォームの送信と学費納入の確認時といたします.
6.
ご入金の確認後,開講日のご案内をお送り,またはお渡しいたします.
1.
編集者養成総合科「A
入学申込書」をダウンロードしてください.
ダウンロードにはAdobe
Readerが必要です
2.
A4用紙に100%でプリントし,必要事項を記入してください.
「B 顔写真」も貼付してください.
3.
提出書類A〜D を下記宛に送付し,学費(申込時納入額)は
銀行振込・郵便振替(または開講日前にご持参)のいずれかで,
ご入金をお願いいたします.
4.
正式な申込受付は,原則として提出書類の郵送と学費納入の確認時といたします.
5.
ご入金の確認後,開講日のご案内をお送り,またはお渡しいたします.
1.
本校においでいただき,直接お申し込みいただくこともできます.
2.
お持ちいただくもの
・学費と提出書類(A〜Dの4点)
* 「A
入学申込書」は本校にもご用意しております.
■
振込先
●銀行振込
・三井住友銀行飯田橋支店 普通2893121
・横浜銀行東京支店 普通1267595
・ゆうちょ銀行 〇一九店(ゼロイチキュウ店)
当座0008265
口座名=日本エディタースクール(ニホンエディタースクール)
●郵便振替
口座番号00140-7-8265
加入者名=日本エディタースクール
■
宛先
日本エディタースクール
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-4-6 電話
03-3263-5891
■
ご注意ください
・
提出書類を郵送の場合,学費の納入はなるべく同日にお願いいたします.
・
ご入金の控えは,開講の案内がお手元に届くまで保管してください.
・
請求書が必要な場合はお手数ですが,その旨ご連絡ください.
折り返しお送りいたします.
・
分納を希望される方には「分納願」をお送りしますので,ご記入のうえ,提出書類に同封してください.
申込フォームの方=「●申込(分割)」を選択してください.
郵送の方=電話で「分納願」をご請求ください.
・
学科内容・講師等は変更することがあります.
・
申込先着順.定員になりしだい締切です.
・
不明な点はお問い合わせください.